コラム

インターモーダル輸送とは?|メリットや輸送に伴う課題を解説

目次

インターモーダル輸送は、鉄道や自動車など複数の交通手段を組み合わせた輸送方法として知られています。しかし、正確な定義や輸送の性質については、複雑でわかりにくい側面があります。

 

そこで本記事では、インターモーダル輸送についての概要やメリットをわかりやすく解説します。また、インターモーダル輸送に伴う課題も紹介するので、導入に際し、どのような取り組みが必要になるか参考にしてください。

インターモーダル輸送とは?|複数の手段を組み合わせた輸送

インターモーダル輸送(Inter-Modal Transportation)とは、1つの契約で異なる複数の輸送手段を組み合わせる輸送のことです。「複合一貫輸送」とも訳されます。

輸送手段を乗り換える時はコンテナ単位での積み替えを行いますが、貨物の引受から引渡しまでは同一の運送人が一貫して輸送を行うのが特徴です。

トラック、鉄道、船舶、飛行機などを組み合わせて輸送することで、物流におけるさまざまな課題を解決・軽減することが期待されています。

WP_banner_3

インターモーダル輸送のメリット

インターモーダル輸送のメリットは、大き

く分けて次の3つが挙げられます。

  • コストが削減できる
  • 環境へ配慮できる
  • 輸送手段を柔軟に選べる

各メリットを詳しく見ていきましょう。

コストが削減できる

インターモーダル輸送は、輸送手段を組み合わせることでコストを削減できる可能性があります。例えば今までの自動車だけで輸送していた貨物を、大部分の移動を船舶にして、船舶ターミナルから自動車で運ぶといった工夫で輸送区画の費用が安くなることがあります。

配送先や貨物の種類などに合わせ、さまざまな輸送手段を検討する必要はありますが、より利益率を高めることが期待できるかもしれません。

環境に配慮できる

インターモーダル輸送は自動車以外の輸送手段を選べるため、環境に配慮できる点も注目です。鉄道や船舶などの輸送手段を組み合わせ、大部分もしくは一部分でも環境負担が少ない手段で運べます。二酸化炭素排出量が多いトラックへの依存量を減らせば、環境に優しい物流が叶います。

輸送手段を柔軟に選べる

さまざまな輸送手段を選べるようになると、長距離の輸送や別の大陸への輸送など、貨物の事情に合わせて柔軟に対応できることもメリットです。運送ルートの発達状況によっては輸送期間の短縮などで、より効率的な輸送が叶うかもしれません。

インターモーダル輸送に伴う課題

インターモーダル輸送では、貨物に合わせてさまざまな輸送手段を選べるため、コスト軽減や効率的な輸送を期待できます。環境への影響を考えても利点があると言えるでしょう。

一方でインターモーダル輸送を利用するには、次の3つの課題があります。

  • 貨物の耐久性
  • オペレーションの効率化
  • 時間とコストのバランス

次はこれらの課題について詳しく見ていきましょう。

貨物の耐久性

インターモーダル輸送で扱う貨物は耐久性が必要とされます。複数の輸送手段を経由するのに伴い、貨物に揺れ・衝撃などが加わるためです。さらに荷揚げ・荷降ろしでも貨物にストレスが掛かるため、貨物を守るためには耐久性が重要になります。

また、貨物を保護する梱包材の工夫や一定規格のコンテナの活用など、安全に貨物を運べるパッケージの計画が必要になるでしょう。

WP_banner_1

オペレーションの効率化

物流においては貨物を素早く確実に輸送することが重要です。インターモーダル輸送は2種類以上の輸送手段を経由するため、円滑に受け渡すためのオペレーションシステムの効率化も課題になってきます。

オペレーションでは、主に貨物とスケジュールの管理、セキュリティ維持などが求められます。事前に発着ターミナルの計画や、一定規格のコンテナや電子管理システムの導入などが必要になるでしょう

時間とコストのバランス

貨物輸送は低コストで輸送したい場合は時間が掛かり、短時間で輸送したい場合はコストが掛かる傾向があります。そのため、インターモーダル輸送では貨物の性質に合わせ、時間とコストのバランスが取れた適切な輸送手段を選ばなければいけません。

そのため、貨物と各輸送手段の組み合わせを検討し、時間とコストのバランスが良いかを入念にシミュレーションしておきましょう。

WP_banner_3

インターモーダル輸送を導入するうえでの注意点

インターモーダル輸送を検討する場合、関わってくるいくつか法律やルールなど、気に留めておくべき注意点があります。導入前に確認しておきましょう。

インターモーダル輸送にかかわる法律などの制約

国内外でインターモーダル輸送を行う場合、国内法や国際法の制約を理解したうえで輸送を計画しなければいけません。例えば危険物扱いの貨物を海外に輸送する場合、経由する国の危険物の取り扱いにまつわる法律を遵守する必要があります。

また、輸送先に関わらず、飛行機や鉄道など輸送手段ごとに取り扱いの規格や制約も異なります。貨物によっては他の輸送手段を検討する必要も出てくるため、事前に輸送に関わる制約を確認をしてから計画を立てていきましょう。

国外へ輸送する場合の国際ルール

海外へインターモーダル輸送を行う場合、国や地域ごとの関税や検疫などの国際ルールも考慮しなければいけません。当然、複数国を経由する場合は経由地ごとのルールを全て遵守し、輸送を計画する必要があります。

国際ルールに沿って適切な取り扱いができれば、貨物の信頼性を保つことにもつながるため、法律と合わせてチェックしていきましょう。

輸送手段の選択で業務効率化や環境への配慮を始めよう

インターモーダル輸送は、複数の輸送手段を組み合わせることで、余分なコストの削減や輸送の効率化を叶えてくれます。自動車以外の輸送手段を組み合わせられるため、環境も気遣うことが可能です。輸送手段としては、優れた選択肢の1つと言えるでしょう。

一方で貨物には耐久性が必要であったり、オペレーションの構築には手間がかかる側面もあります。時間とコストのバランスが取れるよう事前に綿密な計算が必要です。

導入の際には各種規制や法律を遵守しつつ、貨物を安全かつ効率的に運べる輸送ルートとパッケージの計画を立てていきましょう。

Picture of 竹村 優

竹村 優

2017年に運送特化求人サイト「ドラピタ」を立ち上げ7年、東海エリアではトップシェアのドライバー求人サイトに成長しました。関東圏、関西圏、九州圏にもっと「ドラピタ」広げていくのはもちろん、運送会社の採用課題を解決する商品をどんどん開発中。今では6つの自社商品を開発し、多くの運送会社様にご利用いただいています。夢は運送業界を「子どもたちの憧れの仕事」にすること。採用から運送業界を変えていけると本気で思っています。
Picture of 竹村 優

竹村 優

2017年に運送特化求人サイト「ドラピタ」を立ち上げ7年、東海エリアではトップシェアのドライバー求人サイトに成長しました。関東圏、関西圏、九州圏にもっと「ドラピタ」広げていくのはもちろん、運送会社の採用課題を解決する商品をどんどん開発中。今では6つの自社商品を開発し、多くの運送会社様にご利用いただいています。夢は運送業界を「子どもたちの憧れの仕事」にすること。採用から運送業界を変えていけると本気で思っています。