コラム

ドライバーの採用単価の相場は?高い理由と採用コストを抑える方法も解説

目次

運送業で働くドライバーの人手不足は、平均年齢の高齢化や、労働時間の規制などによって年々深刻な問題になっています。

 

「採用にかかるコストの相場と、経費を抑える方法が知りたい」「ドライバーを増やしたいが、採用単価が高く困っている」と悩んでいる運送業の経営者の方や、人事担当者の方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、この記事ではドライバーの採用単価の相場や、高いといわれる理由採用コストを抑える方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ドライバーの採用単価の平均相場

採用単価とは、人材を1人雇用するにあたって発生する平均費用のことをいいます。

ドライバー1人あたりの採用単価相場は約30万円〜といわれており、求人掲載費や人材紹介手数料、求人サイト以外の広告費(自社サイト、SNS広告など)が主な費用です。

 

求人サイトに掲載してもすぐに応募がくるとは限らず、募集期間が長引けば掲載料を支払う期間も伸びるため、さらに費用がかさみます。

 

2019年にリクルートが調査したデータでは、流通業の平均採用単価は新卒採用で67.7万円中途採用で55.5万円という結果も出ていることから、今後はさらに採用単価が上がることが予測できます。

 

また、人材採用後には、研修費や教材費など教育コストも発生するため、できる限り採用コストを抑えることが重要です。

 

採用単価は、以下の式で算出できます。

「求人にかかった費用(求人サイトへの掲載費用・広告費用・人材紹介料など)÷採用人数」

 

※参考:就職みらい研究所「就職白書2019

ドライバーの採用単価が高い理由

他業種に比べて、運送業のドライバー採用単価が高いと言われる理由には、有効求人倍率の高さや、労働時間や労働環境の厳しさ求める人材が限られてしまうといったことが考えられます。

 

ドライバーの有効求人倍率が高い

有効求人倍率は、「有効求人数÷有効求職者数」で算出する雇用動向の指標です。有効求人倍率が1倍以上は、求人数に対して求職者の方が多いということになります。

 

全職種の有効求人倍率は1.09倍ですが、ドライバーは令和3年12月時点で2.08倍と、他の業種と比較しても高いため、1人の求職者を複数の競合企業で取り合う形となり、広告や求人掲載に力を入れなければならず、結果として採用単価が高くなってしまうのです。

 

運送業専門の求人サイト「ドラピタ」の企業調査によると、運送業をおこなう企業の約9割がドライバーの人手不足を感じていると回答しています。

 

また、人手不足の課題は「採用」と回答した企業が全体の54.5%と一番多く、次いで「定着」が34.8%という結果から、採用の難しさと仮に採用できても早期離職などが多く、定着させることへの課題を抱えている企業が多いようです。

 

※引用:公益社団法人全日本トラック協会公式サイト「有効求人倍率の推移について

※参考:厚生労働省公式サイト「一般職業紹介状況(令和3年2月分)について

※参考:PRTIMES|株式会社オーサムエージェント発表「運送業の92.4%が2024年問題によるドライバー不足を懸念。運送業界のドライバー不足に関する企業調査を実施

 

ドライバーの労働条件・待遇が厳しい

運送業のドライバーは、業務として長時間労働が必要となる場合が多く、他業種の平均年収と比べても約1〜3割低い傾向があるため、ドライバーは労働条件や待遇が厳しいというイメージが強い職種です。

 

そのため、未経験で若い求職者が選ぶ仕事としてはハードルが高くなってしまい、慢性的な人手不足となっている現状があります。

 

求人掲載をおこなう際は、自社独自の取り組みや強みをしっかり伝え、職種に対するネガティブなイメージを払拭することが大切になります。求人掲載のコツは次のセクションで詳しく解説しますので、参考にしてください。

 

※参考:国土交通省「自動車運転業務の現状

若手や女性の採用を積極的に行えていない

運送業のドライバーは、20〜30代の若年層と女性の就業率が低く、40代以上の就業率が高いという特徴があります。

 

他業種の女性比率は44.5%に対して、女性のドライバーは2.3%と非常に少ないですが、女性が働きやすい環境を構築し、積極的に雇用することができれば、採用単価を抑えることが期待できます。

しかし、大型免許などの資格を保有している方が少なかったり、未経験者を教育するコストがかかってしまうため、経験者のドライバーを業界内で奪い合う形になってしまい、女性ドライバーの雇用や若年層を積極的に採用したくても、なかなか難しいという現状があります。

 

また、近年の働き方改革によって重要視されているワークライフバランスを実現するのも業務的に難しい業界なので、若年層や女性からすると選択しにくい職種といえるでしょう。

 

※引用:自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト「トラック運転者の改善基準告知」

※参考:PRTIMES|株式会社オーサムエージェント発表「運送業の92.4%が2024年問題によるドライバー不足を懸念。運送業界のドライバー不足に関する企業調査を実施

ドライバーを採用する3つの方法

ドライバーを採用する方法は、無料の公共サービスや有料の求人サイト、自社の公式サイトやSNSなどがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

ハローワークに無料で求人掲載する

ハローワークは、厚生労働省の管轄で企業の求人情報を求職者に紹介する機関です。求職者はもちろん、情報を掲載する企業も無料で利用できます。

 

しかし、前述した通りドライバーの有効求人倍率は他業種に比べても高いため、ハローワークの利用だけでは、人材確保は難しいのが現状です。

 

無料で求人を掲載できる求人サイトは、ハローワーク以外にも以下のサービスがあります。

無料で求人が掲載できる民間サービス例

indeed(インディード)

求人ボックス

Googleしごと検索 など

ドライバー専門求人サイトに求人掲載する

ハローワークや無料の求人サイトは、幅広い業種の求人が掲載されます。そのため、有効求人倍率が高いドライバーの応募はあまり期待できないでしょう。

 

そこで、多くの運送業がドライバーの人材確保のために利用しているサービスが、ドライバー専門の求人サイトです。

 

運送業専門の求人サイト「ドラピタ」の企業調査では、運送業をおこなう企業の95.5%が「求人広告」を利用して求人募集をかけており、採用に有効な手段ということがわかります。

 

ドライバー専門の求人サイトは掲載料がかかりますが、ドライバー職を求めている求職者だけが利用するため、応募数も多く面接から採用までの確率も上がります。

 

また、ドライバー専門求人サイトを利用する求職者は経験者も多いため、経験やスキルをもった人材が欲しい企業にピッタリのサービスといえます。

 

おすすめのドライバー専門求人サイトは、次のセクションで詳しく紹介しています。

 

※参考:PRTIMES|株式会社オーサムエージェント発表「運送業の92.4%が2024年問題によるドライバー不足を懸念。運送業界のドライバー不足に関する企業調査を実施

 

自社のSNS・ホームページを活用

自社のFacebookやX(Twitter)、YouTubeなどがあれば、積極的に活用することで、求人サイトの掲載費用や広告費用を抑えて求人募集ができます。

 

求人サイトでは、求人情報の文字数制限や写真の掲載枚数制限がありますが、自社のSNSやホームページならそのような制限もありません。

 

しかし、SNSのフォロワー数やホームページの閲覧数が少ない場合は、応募がこない可能性が高いため、リニューアルや新たに制作するという労力がかかってしまいます。

 

自社のホームページのリニューアルや強化をしたい企業は、運送、物流業界に特化したホームページ制作をおこなう「ドラウェブ」がおすすめです。

運送・物流業界に特化したホームページ制作【ドラウェブ】

※画像引用元:ドラウェブ公式サイト

 

ドラウェブは、運送、物流業界特化型のホームページ制作をおこなうサービスです。最短で公開まで2週間とスピーディーな制作と、相場価格よりも安い料金設定が魅力といえます。

業界に特化しているだけあり、集客や採用につながる効果的なホームページを制作してくれるため、人材不足や現在のホームページがうまく機能していないという企業におすすめです。

ドライバーの採用コストを抑える方法

2024年4月1日からドライバーの労働時間規制が改定されるため、運送業界は今後さらに人手不足が深刻になると懸念されています。

その「2024年問題」に対応するためにも、ドライバーの採用単価を抑えて効率よく人材を確保することが重要です。

ドライバー専門求人サイトに掲載する|おすすめサービス3選

幅広い業種を扱う求人サイトと違い、ドライバー専門求人サイトの利用者はドライバー職を希望しているため、短期間で優秀な人材が見つかる可能性が高いです。

以下で、おすすめのサービスを3選紹介します。

ドラピタ|ドライバーに特化した運送業専門の転職サイト

※画像引用元:ドラピタ公式サイト

 

ドラピタ」は、掲載企業数2500社を超える運送業専門の求人サイトです。

検索エンジンでヒットするWEB戦略に特化することで、有効応募が獲得しやすく、無駄な広告費用がかからないので、掲載費用も安く設定されています。

また、ドラピタの利用者は、25歳~44歳の割合が69%と「働き盛り×経験者」の求職者が多いため、即戦力の人材が見つかりやすく教育コストが抑えられる可能性が高いです。

さらに、採用担当者の業務効率も考慮されていて、企業の求人ごとの効果測定が可能なので求人掲載の効果が可視化できる上に、応募者の採用管理も簡単にできるので、効率的に面接管理や選考を進められるのも嬉しいポイントです。

ドラEVER|国内トップクラスの求人数

※画像引用元:ドラEVER公式サイト

 

ドラEVERは、会員数が10万人以上超えのドライバー専門求人サイトです。求人掲載費用が月額44,000円(税込)〜と、リーズナブルな料金プランもあるため、利用しやすいのが特徴です。

応募の方法が、電話とメール以外にLINE応募や応募代行、スカウトなど豊富なため、利用者からは「応募しやすい」という声が多くみられました。

また、ドラEVERで求人掲載をすると、無料で「indeed」や「スタンバイ」「求人ボックス」「Google」にも自動掲載されるため、求人の広告効果が期待できます。

クロスワーク|運送業・建設業の職種が豊富

※画像引用元:クロスワーク公式サイト

 

クロスワークは、運送業と建設業のドライバーに特化した求人サイトです。

利用する求職者は、免許や資格保有者が90%以上なので、即戦力になる経験者からの応募確率が高いのが特徴です。

求人掲載だけでなく、スカウト機能もあるため短期間での採用を目指せます。

また、ドライバー職以外にも、運行管理者や事務職など幅広く業界に関わる職種の求人が掲載されています。

自社の魅力や強みを整理して、適切にアピールする

せっかく求人サイトに求人を掲載して採用できても、すぐに退職されてしまっては、再度求人募集をおこなうことになり、採用コストがかかり続けてしまいます。

 

求職者とのミスマッチを防止するためには、自社の魅力や強みを整理して適切に求人情報に掲載することが大切です。

 

従業員にアンケートをとるなどして、「働く従業員のリアルな声」なども載せられると、信頼性が高まり、求職者も入職後のイメージがつきやすいでしょう。

給料や労働条件・待遇を詳細まで、求人票に記載する

求職者が求人情報で一番気になる項目は給料なので、歩合や手当も含めて詳細まで記載しておきましょう。

「月〇日勤務で月給〇円+歩合+手当」など、具体的な月給の例も記載があると親切です。

 

また、労働条件や業務内容についても「未経験者歓迎・経験者優遇」だけではイメージがつきにくいため、「荷物の積み下ろしは機械を使うため、体力に自信がない人でも大丈夫です」「1日に運行する距離は、片道3.0Kmが目安です」など具体例を記載しておくと、入職後のミスマッチ防止につながり、結果として採用単価を抑えられます。

 

運送業専門の求人サイト「ドラピタ」の企業調査では、採用の取り組みで「給与の見直し」と「労働環境の見直し」をおこなっている企業が多いという結果が出ています。

 

まずは、自社の給与と労働環境の改善ができないか検討してから、求人票に詳細を記載しましょう。

※参考:PRTIMES|株式会社オーサムエージェント発表「運送業の92.4%が2024年問題によるドライバー不足を懸念。運送業界のドライバー不足に関する企業調査を実施

ドライバーの採用単価を抑えて、効率よく人材を確保しよう!

運送業のドライバーの人手不足は、「2024年問題」といわれている労働時間の規制改定で、さらに深刻化することが懸念されています。

そのため、ドライバーの採用単価もさらに高くなることが予測されるので、短期間で優秀な人材を確保することが重要になります。

ドライバーの採用単価が高い理由には、有効求人倍率の高さや、労働条件の厳しさがあるため、幅広い業種の求人を取り扱う大手の求人サイトでは、応募数が見込めません。

採用単価を抑えるためにも、本記事で紹介したドライバー専門の求人サイトを利用し、求人情報の記載や自社アピールの方法を工夫して、即戦力の人材を効率よく確保しましょう。

松井 涼

松井 涼

運送業に特化した求人サイト「ドラピタ」の制作スタッフとして取材・撮影・ライティング・採用コンサルなど、400社以上の採用支援の経験を経て、現在ではメディアの改修・運営・マーケティングの専属に。現在は、運送業の採用促進のためのツール、商品企画なども行い、運送業の人材不足の改善に多角的観点から注力している。
松井 涼

松井 涼

運送業に特化した求人サイト「ドラピタ」の制作スタッフとして取材・撮影・ライティング・採用コンサルなど、400社以上の採用支援の経験を経て、現在ではメディアの改修・運営・マーケティングの専属に。現在は、運送業の採用促進のためのツール、商品企画なども行い、運送業の人材不足の改善に多角的観点から注力している。